意識障害/失神・てんかん

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意識障害とは

こんな症状ありませんか?

  • 眠りがちになる。
  • 会話の途中で混乱することがある。
  • 集中力を欠いたり、考えがまとまらないことがある。
  • 明瞭に思考できないことがある。

意識障害とは「意識が清明ではない状態」のことを示します。

意識障害の程度

軽度のものから重度のものまで大きく分けて下記の4つに分類されます。

傾眠

外部からの刺激や情報に反応し、覚醒するが、放っておくと眠ってしまう。

昏迷

体を揺する、大声で呼びかけるなどの強い刺激を与えると、反応する。

半昏睡

強い刺激に反応して、刺激を避けようとしたり、顔をしかめたりする。

昏睡

外部からの刺激に全く反応しない。眼は閉じたままの状態。

意識障害の原因

大きく分けて

  • 脳自体の障害によって生じる一次的なもの
  • 脳以外の原因によって生じる二次的なもの
    →例:脳血流や代謝異常が発生し、脳の機能が低下する

があります。

重症の意識障害では、速やかに原因を調べることが必要です。

たとえ昏睡状態でなくとも、何らかの症状や違和感が出ている方もいらっしゃいます。

症状が短時間で消えることもあれば、長時間持続する場合もあります。

発症年齢による意識障害の特徴

意識障害(失神)は性別・年齢に関係なく発症

高齢者

意識障害で多いのは高齢者の方です。

加齢にともなう

  • 脳をはじめとする身体の変化によるもの
  • 複数の病気を患い薬剤を併用している方が多い

以上が意識障害の要因としてあげられます。

心臓病によって意識障害が起こる方や、立ち上がる(起き上がる)際に、急に血圧が低下してしまうことで発症する場合もあります。

高齢者は周囲に気付かれにくく、意識障害から回復する力が低下している可能性があるため、注意が必要です。

10~20歳代

高齢者についで多いのが、10~20歳代の若年層です。

長時間の起立によって生じることが多く、男性よりも女性に多い傾向があります。

失神する前に、

  • 吐き気
  • 冷や汗

などの兆候がみられる場合が多いです。

意識障害(失神)の症状が表れる主な病気

脳梗塞・脳出血

症状・特徴
  • ろれつが回らない
  • 片側顔面麻痺
  • ふらつき感(歩行障害)
  • しびれ・脱力感
  • 頭痛
  • 視力障害
  • 意識障害(重症の場合)

低血糖

症状・特徴
  • 頻脈
  • 手や指が震える
  • 顔面蒼白
  • 頭痛
  • 異常行動
  • けいれん、昏睡

糖尿病

症状・特徴
  • 脱水・口渇
  • 頻脈
  • 吐き気・嘔吐
  • 腹痛
  • 意識障害

低酸素症

症状・特徴
  • 頻脈、息切れ
  • 頭痛
  • 血圧上昇
  • 意識障害やけいれん(重症の場合)

尿毒症

症状・特徴
  • 疲れやすい、倦怠感
  • 思考力低下、情緒不安定
  • 不眠
  • 頭痛
  • 呼吸困難
  • 意識障害

急性アルコール中毒

症状・特徴
  • 歩行困難
  • 頭痛
  • 嘔吐、失禁
  • 顔面や全身の紅潮
  • 脱力
低体温症
  • 全身の震え
  • 判断力や思考力の低下
  • 歩行困難
  • 不整脈
  • 意識障害、昏睡
熱中症
  • 脱水による口渇、無汗
  • 倦怠感
  • 意識障害
不整脈
  • 脈が飛ぶ
  • 胸が苦しい、息切れ
  • めまい
  • 失神
急性心不全
  • 動悸、息切れ
  • 疲れやすい
  • せきが増える
  • めまい
  • 失神

意識障害の検査・診断

診断上、問診と診察が最も重要

まさと脳神経内科クリニックでは、原因を探るためにさまざまな検査が行われます。

実施される検査
  • 心電図検査
  • 簡易血糖検査
  • 頭部画像検査
  • 血液検査など

また、必要に応じて、

  • 脳血管撮影
  • 髄液検査
  • 脳波検査等

も実施します。

複数の原因が組み合わさって発生することもあります。

意識障害を治療するには、まず正確な原因を診断して、適切な治療法を選択することが重要です。

てんかん

「てんかん」とは

「てんかん」は意識障害やけいれんなどを発作的に起こす慢性的な脳の病気です。

主な症状

意識をなくしてしまい、手足をつっぱらせた後に「ガクガク」と全身けいれん発作が起こる症状がみられます。

また、その他にも

  • 意識がある発作
  • けいれんのない発作

もあります。

「てんかん」の診断

発作に関する情報、脳波などの検査で診断します。

  • 発作症状
  • 発作の起きやすい時間帯
  • 発作時の状況
  • 発作頻度

等を、できるだけ詳しく調べていきます。

患者さんご本人だけではなく、実際に発作を目撃した方からの情報を得られるとより精度の高い診断ができます。

「てんかん」の治療

てんかん発作が起きないように興奮を抑える薬(抗てんかん薬)が用いられます。

てんかんの薬は、発作のタイプによって使用する薬が異なります。

まずは正しく診断することが重要です。

注意事項
  • 睡眠不足
  • 精神的ストレス
  • 過労
  • 飲酒

などは、再発の引き金となります。

再発防止のためにも、薬の飲み忘れも注意してください。

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